起業家の友人たちが次々とデリーから移動していたバンガロール
以前から「気候もよく、いい場所だよ」と何度も聞いていたものの、訪れる機会はなく、「いつか行きたい」と思いながら時間だけが過ぎていました。

そんな中、「現地でパン教室を開催する」という目的を持ったことで、今回ようやく一歩を踏み出すことになりました。

きっかけは、バンコクの麹の大先生がデリーに来られ、そのサポートをしていたこと。
「大先生がバンガロールでクラスを開くなら、私もできないかな」
そんなふとした思いを現地で起業している友人に相談し、周囲の方々の協力を得ながら準備を進めていきました。

振り返ると、すべてがとてもスムーズでした。
相談後すぐに、「新しくオープンしたカフェを会場として使ってほしい」と声をかけていただき、ご縁に導かれるように開催が決まりました。

告知を始めたのは、開催まで1ヶ月を切ってから。
初めての土地で知名度もない中、不安もありましたが、「一人でも伝えたい」という気持ちを大切に準備を進めました。知らない人のクラスに参加するのは勇気がいることですし、でも参加してくれたなら、その一歩にしっかり向き合いたいと思っていました。

これまでインドやオンラインで、さまざまな国でのパン作り、それぞれの環境に向き合って伝えてきました。その中で積み重ねてきた技術や知識、経験、どれか一つでも、誰かの心に届けば——そんな想いでの開催でした。

当日は、初めてお会いする方々が参加してくださいました。
レッスン中もその後も質問が絶えず、会場には最初から最後まで温かく前向きな空気が流れていました。

今回、子連れ参加もOKとし、インドならではの開放的な空気感を活かした環境づくりを意識しました。
日本であれば周囲への配慮から個室を選んでいたかもしれませんが、あえて仕切りを作らず「逃げ場のある空間」にすることで、小さな子供達が安心して受け入れてくれる事を想像して、また他のお客さんがいたら巻き込むつもりでもいました。

その考えも含め、会場を提供してくださったカフェオーナーさん、開催にあたり、協力してくれた友人のきめ細やかなサポート、参加者の皆さまが温かく受け入れてくださったことに、心より感謝しています。

今回、いろんなご縁が重なり開催する事ができました。人生は長いようでいて、一年があっという間に過ぎていくように、限りあるもの。そして、私のインドでの生活にも、必ず区切りが訪れる。そう思うと、自然と語り継ぎたいものや、大切にしたいものが溢れてきます。

バンガロールでの経験は、刺激もあり、大きな気づきをもらいました。総じて楽しかったです。