先週は、新語・流行語についてを記事にしました。
今週は本日発表された「今年の漢字」について書いてみようかと思います。

こういう話題がでてくると、「あぁ、今年ももう終わるんだな」と感じますね。

昨年との違いもふまえて振り返る1年

「今年の漢字」は、1年の世相を一文字で表す恒例の企画です。

ちなみに、2024年は 「金」 が選ばれました。
オリンピックやスポーツでの金メダルの輝き、そしてお金や物価の話題が重なった年だったことが背景にありました。

では、2025年はどんな漢字になったのでしょうか?

🐻 2025年の今年の漢字は 「熊(くま)」

2025年の「今年の漢字」として選ばれたのは 「熊」
これは、全国でクマの出没や被害が大きな話題になったことが影響しています。

(新語・流行語の方でも「緊急銃猟/クマ被害」が受賞していましたね)

都市近郊でもクマの目撃情報が相次ぎ、SNSでも日常の出来事として頻繁に取り上げられるなど、自然との距離や安全について考えさせられるトピックが多かった年でした。
外出先やニュースで「」という漢字を目にした人も多いはずです。

さらに、和歌山県のテーマパークからジャイアントパンダ(熊猫)が中国へ返還されたニュースも、漢字選出の背景になったと言われています。

こうした日常の“身近さ”や、自然との関わり方を象徴する漢字になったようです。

その他、2025年の上位に入った漢字

今年の漢字は、日本漢字能力検定協会のウェブサイトなどで募集し、最も応募の多かった字が選ばれます。TOP10には以下の漢字が並びました。

  • ・熊:23,346票(12.34%)
  • ・米:23,166票(12.25%)
  • ・高:18,300票(9.68%)
  • ・脈:6,418票(3.39%)
  • ・万:5,656票(2.99%)
  • ・変:5,296票(2.80%)
  • ・博:5,114票(2.70%)
  • ・女:3,682票(1.95%)
  • ・新:3,658票(1.93%)
  • ・初:3,067票(1.62%)

こう見てみると、結構僅差ですね👀

米・高:米価格の高騰と備蓄米の放出、米国のトランプ大統領就任と相互関税による混乱など
脈・万・博:ミャクミャク・万博が話題など
変・女・新・初:女性初の内閣総理大臣就任、新技術の普及、イチロー氏が日本人で初めての米国野球殿堂入りなど

おわりに

こうして「今年の漢字」で振り返ってみると、去年と今年の違いや日本社会の空気がとてもよく見えてきますね。

2024年はスポーツや物価といったニュースの主役感のある言葉が中心でしたが、2025年は自然や生活の中の関心ごとが文字として浮かび上がったように感じます。

皆さんの「個人的今年の漢字」はなんでしたか?🐻