毎年この時期に京都の清水寺で発表される「今年の漢字」。
今年も12月12日の「漢字の日」に発表されました。

応募総数22万1971票の中から「1万2148票」を獲得し、今年の漢字は「金」となりました。

オリンピックが開催された年は「金」が選ばれることが多く、金は過去にも2000年、2012年、2016年、2021年にも選ばれたことのある漢字だそうです。

選出理由:金色の栄光と影を背負う一年

2024年の日本社会では、「金」という漢字が様々な文脈で注目されました。
その中には、明るいニュースもあれば、反省すべき出来事も含まれていました。

光の「金」

パリオリンピックやパラリンピックでの日本選手たちのメダル獲得は大きな話題となり、その多くが「金メダル」として称えられました。

また、野球界のスーパースター、大谷翔平選手がメジャーリーグで素晴らしい成績を収め、金字塔を打ち立てたことも、多くの人々に感動を与えました。

影の「金」

一方で、「金」は社会問題を象徴する一字ともなりました。

不正なお金にまつわるスキャンダルや、闇バイトによる強盗事件の増加が社会を揺るがしたことも選定の理由になっています。

さらに、物価の高騰が続き、家計に直結する「お金」に対する関心や不安が高まった年でもありました。

こう振り返ってみると、2024年は、「金」という漢字が輝きと課題の両方を象徴する一年でした。

明るい未来を願い、2025年にはもっと希望に満ちた漢字が選ばれることを期待しつつ、今年を振り返る機会にしてみてはいかがでしょうか。

みなさんの思う「今年の漢字」はなんですか?