日没後に最初に食べる軽食をイフタールと言うのですが、先日、空手道場主催のイフタールにお呼ばれしてきました。

カンヌールの街中にはいくつも空手道場があります。どれも流派が違うようです。
昨日お邪魔した道場では「沖縄少林流志道館空手道場」と書かれていました。

どうも話を聞いてみると1970年代にマレーシア在住のタミル人の空手家が来てこの流派の空手をここの師範に稽古をつけたのが始まりとか。
元々ケララにはカラリパヤットと言う武術があり、マラヤリー(マラヤラム語を話す人=ケララ人)には武道が受けられやすい土壌があったのでしょう。

空手道場の生徒やその家族が集まっており宗教はバラバラで和やかな雰囲気で大変楽しめました。
通常はムスリムはイフタールを仲間や家族で食べるのですが、このようなイベントに呼んでもらうと嬉しいものですね。

道場内部の様子
いただいたお食事

因みに15日(土)はケララカレンダーのお正月ビシューです。

ビシューはオーナムのようにプーカラムという花びらで作る飾り絵やサッディヤという祝祭用のベジ料理はありませんが、花火でお正月を祝い、早朝4時に自宅のお祈り用の祭壇でプジャをして子供にはお年玉をあげます。

ケララではホーリーもディパワリもありません。
ディパワリをお祝いしないヒンディー教徒はインドでマラヤリーのみ。
ここは本当にインドなのか?いやケララなのかと日々痛感するのでした。