時の流れは早いもので、わたしも本帰国から1年半以上が経ちました。
そんな日本での生活を改めて送っていると気づいたことがあります。
日本で「チャイ☕」を見かける機会が増えている気がするということに。
スパイスブームと健康志向の後押し
まず大きいのは、やはりスパイス人気。
シナモン、ジンジャー、カルダモンなどの【チャイの主役スパイス】は、消化促進・冷え対策・リラックスなどのイメージがあり、健康志向の流れにぴったり合っています。
実際、インドでは昔から「スパイス=薬」みたいな感覚で日常的に使ってきましたが、日本でもようやくその魅力が知られてきた印象。
スパイス単体で売られているのはもちろん、
「チャイ専用のスパイスミックス」
「ノンカフェインのスパイスブレンド」
など商品が細かく分かれてきて、選ぶのが楽しくなりました。
お湯に溶かすだけのお手軽チャイが増えた
- 本格チャイを作ろうとすると、
- ・茶葉
- ・スパイス
- ・牛乳
が必要で、コーヒーと比較するとやや準備に手間がかかる面も。
そこで人気なのが インスタントチャイ。
粉をお湯やミルクに溶かすだけで簡単にチャイが作れるため、忙しい朝や仕事の合間にすぐ飲める=日常に取り入れる人が増えているのかもしれませんね。
実際、スーパーでも棚の一角に何種類も置かれるようになってきて、商品の選択肢が一気に増えました。
カフェ業界もチャイに注目!
チャイを扱うカフェもかなり増えました。
スタバやTullysなどのチェーン店はもちろん、個人のカフェでもメニューに【チャイ】が並んでいるのをよく見かけます。
- 加えてお店によって個性のあるチャイが増えているのでお気に入りの1杯を探すのもいいですよね。
- ・シナモン強め
- ・ジンジャーたっぷり
- ・スパイス9種入り
- ・和スパイスブレンド …etc.
今年の夏前にはコメダで「チャイ氷(チャイ味のかき氷)」といった変化球まで出てきていて、チャイが単なるエスニック飲料から【カフェ文化の一部】に進化しているのを感じます。
実は「前からあった」のに、ただ目に入っていなかっただけかも?
ここまで「チャイ商品が増えた理由」をいろいろ書いてきましたが、実はもうひとつ、個人的に大きい理由があります。
それは、「私自身がチャイを飲むようになったから、チャイ商品が目に入るようになった」ということ。
インドに住んでいた頃は、毎日のようにチャイを飲んでいました。
朝に家で飲んだ1杯、インド人の友人宅で飲んだ1杯、街中のチャイショップで飲んだ1杯…。
あの生活リズムが体に染みついてしまって、帰国後も自然とチャイを探すようになったのだと思います。
すると不思議なことに、「チャイ商品」が急に視界に入ってくるようになりました。
もちろん、実際にチャイ商品は増えていると思うのですが、同時に「見る側のアンテナが立ったから、より存在に気づくようになった」という側面も大きい気がしています。
以前の私(インドに行く前はコーヒー派でした)なら見逃していたものが、【チャイ生活】を経験した今では自然と情報をキャッチするようになったのだと思います。
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日本でチャイに出会うたび、インドでのあの香りや景色がふっとよみがえる。
そんな瞬間が増えたことが、ちょっと嬉しかったりする今日この頃でした😊
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