ある日突然、「インドで運転免許を取って、運転してみたい!」と思い立ちました。
2021年9月から始まった、私のインド運転への道。その道のりを、4部構成でお届けします。
※こちらは2021年9月のお話です。情報が変わっている場合がございますので、インドで免許を取得の際は公式の情報をご確認ください
家族が増えて、町へ買い物や病院に行く機会が多くなってきました。
原付バイクに抱っこ紐(当時娘は1歳)で3人乗り(※インドでは合法)──それが当たり前だったけれど、やっぱり危ない。
「もうやめたいなぁ」と思っていたときに、ふと浮かんだのが車の運転でした。
もし娘が緊急で病院に行かなければならないとき、救急車なんて待っていられません(そもそも来ないかもしれない)。
そんな理由もあって、毎年日本に帰国するたびに国際免許を発行し、インドへ持ってきていました。
ただ、この国際免許は1年で期限切れ。更新も手間だし、できれば「インドの免許🚗」が欲しい。
以前から夫に相談していましたが、在住外国人の友人からは「外国人が免許を取るのは手続きが大変で、時間もかかるよ」と聞き、ますます腰が重くなっていました。
ところがある日、ようやく夫がやる気スイッチを押してくれ、あちこちに問い合わせ開始。そこから、免許取得までの道が動き出しました。
📝インド仮免取得までの道のり
- 免許申請窓口で申請書をもらう
- 申請書に必要事項を記入し、町で証明写真を撮る
- 村長のオフィスで「この人は村に住んでいます」という証明レターを書いてもらう
- 最寄りの警察署でサインをもらう
- 国の総合病院で血液型、視力、聴力の検査
- 免許センターで申請書を提出し、学科試験の予約
- 試験対策アプリでひたすら暗記
- 学科試験を受ける
2021年9月、その学科試験(手順8)を受けました。コンピューターでの試験は、私にとってはほぼ「英語のテスト」。
それでもなんとか合格──しかも満点💯で、無事に仮免許を手にしました。
さっそくご近所さんに「仮免取れたから車貸して〜」とお願いすると、返ってきたのは衝撃のひと言。
👩🏽「いいよ、でもマニュアル車だけど」
.
そういえば、オートマ車を運転している人は村に一人しかいないらしい…。
1か月後には実技試験(おそらくマニュアル車)が待っています。免許取得のハードルが、急に上がった気がします。
…
…
さて、この先どうなるのか──インド運転への道。
写真は、村長に書いてもらったレター。紙に押された松ぼっくりのマークが、とてもかわいかったです。
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