グルガオンも、ついにモンスーンに入りました。
…が、今年はなんだか控えめな様子です。

例年なら「道路が川!」になるくらいの豪雨が続くのですが、今のところはそこまでの雨量もなく、いつもの道路冠水もたいしたことはありません。
それどころか、気温が30度を下回る日も多く、過ごしやすい日々が続いています。

でも油断は禁物。ここはインド。
ちょっと気を緩めた隙に、しょうもないトラブルから大事件まで、本当に何が起きるか分かりません。

さて、最近の我が家の珍事と言えば。

数ヶ月前から、ソサエティで“猿よけ”として、一匹の凶暴なボス猿を飼い始めました。
尻尾は立派に長く、全身グレーの大物感。遠目にも“主”の風格があります。
首にはロープをつけられていて、実際には、誰にも危害を加えないようになっています。

低層階に住んでいるので、朝カーテンを開けると、視線の先(10メートルくらい先)でボス猿が木に登っていて、ちょうど同じ目線にいたりします。

インドでは猿も神様
ハヌマーン”と呼ばれて大変人気のある神様なのですが、このボス猿について、インドの人たちはどんな気持ちを抱いているのだろうと観察しています。

基本的に素通りする人が多いですが、ボス猿と言われるくらいとても凶暴なのに、一人のガードマンにはまるで親子のように懐いている様子。

今日もそのガードマンが「僕のお弁当を猿にあげてしまった。今日も食べるものがないよ」と嘆いていました。

そんなわけで、モンスーンのしっとりした空気の中、
毎朝コーヒーを飲みながらボス猿を眺めるという、なかなか味わい深いインド暮らしを満喫しています☕️